furaha
ハンドメイドのニット小物などを制作&販売しています。
【編み物の技法など その1】ニット考~手編みのニットが暖かい理由を考えてみた。
- 2015/09/26 (Sat) |
- 編み物(技法など) |
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手編みのニット製品の一番の特徴は、
これ!というものが人それぞれにあると思いますが、
私はとにかく暖かいことだと思っています。
「気持ちが入ってるから

実感として暖かいのです。
そこで、なぜ暖かいのかを考えてみました。
たどりついた答えは、
1.毛糸の品質
2.空気の含まれ方
の2点です。
まず、毛糸の品質。
一般的にお手頃価格で販売されているマシンメイド製品の
品質表示を見ると、化繊が含まれているものがほとんど。
一方、秋冬用の毛糸は天然素材100%のものが多くあります。
例えば、ウール、メリノウール、シルク、カシミヤなどです。
私も編み物をする時にはできるだけ天然素材100%のものを
使うようにしていますが、アレルギー体質のため身に着けるものも
ウール100%よりもずっと品質の良いメリノウール100%や
カシミヤなどを使用することが多いです。
動物園で、羊ちゃんの背中に指を入れてみたことがありますが、
毛の中に入った途端、ものすっごく暖かくて驚きました!
だけど、蒸れてない。
あの暖かさは、結構衝撃的な出来事でした。
もちろん、ウールやカシミヤも品質はピンキリで、
品質の良い毛糸は、編んでいる時に毛糸をかけている
指先が暖かくなるほどで、乾燥することもなければ
蒸れることもありません。
化繊100%の毛糸になると、もともと肌が弱いことも
関係しているのかもしれませんが、編んでいると指が乾燥して
カサカサしてきます。
品質の悪い天然素材の毛糸は、その中間のような感じです。
次に、空気の含まれ方。
工場で生産されるものは、整然と編み目の整った薄い編み地です。
一方、手編みは、一見編み目が揃っているように見えても、
一目一目の形や大きさが違っていて、みっちり、ふっくらと
編まれています。
その編み目に空気が含まれます。
空気が含まれれば体温が外に逃げないため暖かく感じます。





つまり、もともとの素材が暖かいうえに、
手編みの、みっちりふっくらとした編み目に空気が含まれ、
さらに暖かさを増すのではないかというのが、
私が考える理屈です。
例え見た目(デザイン)がマシンメイドとさほど変わらなくとも、
ニット製品に関しては、手編みとマシンメイドには
実感として「暖かさ」という大きな違いがあるように
感じています。
そういうわけで、使ったことがない方はぜひ一度
良質の毛糸で編まれた手編み製品の暖かさを
経験していただきたいな~と思います。
毛糸の質については、品質保証マークであるウールマークが
ついているかどうかがひとつの目安にはなります。
ウールマークはウールだけでなく、カシミヤやアンゴラなどにも
付けられていて、既製品だけでなく、毛糸玉にもつけられています。
ウールマークQ&A(ウールマークHP)
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