furaha
ハンドメイドのニット小物などを制作&販売しています。
プリザーブドフラワーはなぜ高いのか?
- 2018/08/29 (Wed) |
- プリザーブドフラワー |
- CM(0) |
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今は、生花店にも置いていることの多いプリザーブドフラワー。
お値段を見て「高っ!」と思ったことはありませんか?
バラを1輪&ちょこちょことした小さなお花を使ったもので3,000円弱。
10cm程度のポットに入ったアレンジメントだと、
花材にもよりますが9,000円弱といったところでしょうか。
最も大きな理由は、そもそも花材が高価というところにあります。
主役に使えるクラスのバラで1輪300円~900円程度。
バラの種類によって1輪1,800円というものもあります。
価格の差は、大きさや種類、メーカーによります。
脇に添える小さなつぼみで1輪150円位。
生花の咲いたバラを1本買える価格です。
ですが、個人的には、この価格でも主役級の花材の中では
バラは安価なイメージです。
カーネーションや菊は1輪350円~1,000円程度。
カラーやくちなしは1輪700円程度。
ユリや胡蝶蘭は1輪1,000円を軽く超えます。
プリザーブドフラワーは、フランスのヴェルモント社が
大学との共同研究からスタートし、
10年にわたる時間を費やして完成させました。
植物の水分を有機保存液と置き換え、瑞々しさや弾力を残したまま、
生花の美しい姿を何年も保つものです。
生花を加工しているので、生花に加えて加工の材料費や人件費がかかり、
生花よりも高価になってしまいます。
バラ1輪がメインの小さなアレンジメントでも、
足元を隠す必要があるため、通常はバラの他にモスや紫陽花など
数種類の花材が使用されています。
次に、資材にかかる費用があります。
ポット、セック(オアシス)、ワイヤー、フローラルテープ、
ボンド、グルー(ホットボンド)辺りはほぼ必ず使用します。
ポットは花瓶なので、価格は100円程度~5桁までピンキリです。
そして梱包資材。
配送する場合は、段ボール、台座、留め具、緩衝材、
場合によってはラッピングペーパーやリボン、クリアボックス、
手提げバッグなど。
原価程度で販売しているであろう宅配便のオリジナル段ボールでも、
小さなサイズで1枚100円強しますが、
梱包資材も少しずつチャリーンチャリーンと原価がかさんでいきます。
最後に人件費。
最低賃金の全国平均が1時間848円(2018.6現在)
作製に1時間かかったとして、都道府県の最低賃金がチャリ~ン。
(今回の考察は大まかなので、裁量労働制は考慮していません)
プリザーブドフラワーが完成するまでには、ざっと
「デザイン、仕入、仕分け、下処理&リペア、作製」の行程がかかり、
すべて手作業で行われるので、小さなアレンジメントでも
1時間以上を費やしていると思います。
ネット販売であれば、写真撮影、画像加工、説明文作成、
掲載、梱包、発送等の作業も必要です。
前述した原料費を考慮すると、バラ1輪をメインにした
3,000円位の小さなアレンジメントでも、
おそらくパートさんの時給に届くかどうかという位の人件費しか
上乗せされていないのではないでしょうか。
これまで挙げた中には、技術料は含まれていません。
技術の習得にはそれなりの時間と費用がかかるので、
技術料が含まれる見積もりはそこが一番高価だったりしますが、
今回の考察では外しています。
そうした諸々を考えると、店頭で販売されているプリザーブドフラワーは、
安価~適正価格。
高く感じるのは、その姿から生花と比較してしまうからかもしれません。
ただし、生花とは「持ち」が異なり、数年間美しい姿を保つことを考えると、
プリザーブドフラワーはコスパに優れているという見方もできます。
長くなったので、生花との違いの考察は、また別の記事にします。
プリザーブドフラワーと生花の違い
ショップページのスヌード色々。
ショップページへ
お値段を見て「高っ!」と思ったことはありませんか?
バラを1輪&ちょこちょことした小さなお花を使ったもので3,000円弱。
10cm程度のポットに入ったアレンジメントだと、
花材にもよりますが9,000円弱といったところでしょうか。
最も大きな理由は、そもそも花材が高価というところにあります。
主役に使えるクラスのバラで1輪300円~900円程度。
バラの種類によって1輪1,800円というものもあります。
価格の差は、大きさや種類、メーカーによります。
脇に添える小さなつぼみで1輪150円位。
生花の咲いたバラを1本買える価格です。
ですが、個人的には、この価格でも主役級の花材の中では
バラは安価なイメージです。
カーネーションや菊は1輪350円~1,000円程度。
カラーやくちなしは1輪700円程度。
ユリや胡蝶蘭は1輪1,000円を軽く超えます。
プリザーブドフラワーは、フランスのヴェルモント社が
大学との共同研究からスタートし、
10年にわたる時間を費やして完成させました。
植物の水分を有機保存液と置き換え、瑞々しさや弾力を残したまま、
生花の美しい姿を何年も保つものです。
生花を加工しているので、生花に加えて加工の材料費や人件費がかかり、
生花よりも高価になってしまいます。
バラ1輪がメインの小さなアレンジメントでも、
足元を隠す必要があるため、通常はバラの他にモスや紫陽花など
数種類の花材が使用されています。
次に、資材にかかる費用があります。
ポット、セック(オアシス)、ワイヤー、フローラルテープ、
ボンド、グルー(ホットボンド)辺りはほぼ必ず使用します。
ポットは花瓶なので、価格は100円程度~5桁までピンキリです。
そして梱包資材。
配送する場合は、段ボール、台座、留め具、緩衝材、
場合によってはラッピングペーパーやリボン、クリアボックス、
手提げバッグなど。
原価程度で販売しているであろう宅配便のオリジナル段ボールでも、
小さなサイズで1枚100円強しますが、
梱包資材も少しずつチャリーンチャリーンと原価がかさんでいきます。
最後に人件費。
最低賃金の全国平均が1時間848円(2018.6現在)
作製に1時間かかったとして、都道府県の最低賃金がチャリ~ン。
(今回の考察は大まかなので、裁量労働制は考慮していません)
プリザーブドフラワーが完成するまでには、ざっと
「デザイン、仕入、仕分け、下処理&リペア、作製」の行程がかかり、
すべて手作業で行われるので、小さなアレンジメントでも
1時間以上を費やしていると思います。
ネット販売であれば、写真撮影、画像加工、説明文作成、
掲載、梱包、発送等の作業も必要です。
前述した原料費を考慮すると、バラ1輪をメインにした
3,000円位の小さなアレンジメントでも、
おそらくパートさんの時給に届くかどうかという位の人件費しか
上乗せされていないのではないでしょうか。
これまで挙げた中には、技術料は含まれていません。
技術の習得にはそれなりの時間と費用がかかるので、
技術料が含まれる見積もりはそこが一番高価だったりしますが、
今回の考察では外しています。
そうした諸々を考えると、店頭で販売されているプリザーブドフラワーは、
安価~適正価格。
高く感じるのは、その姿から生花と比較してしまうからかもしれません。
ただし、生花とは「持ち」が異なり、数年間美しい姿を保つことを考えると、
プリザーブドフラワーはコスパに優れているという見方もできます。
長くなったので、生花との違いの考察は、また別の記事にします。
プリザーブドフラワーと生花の違い
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